(輪之内中学校)

PTA活動

PTA活動のようすを紹介します。

情報モラル研修会 H27.6.6
 本校PTAでは、「親子で決めて 親子で実践」を合言葉にして親子で成長できるようにするための活動として、食育と情報モラルの取り組みを昨年度より行っています。
 今回の講演会は、校外・安全委員会主催の情報モラルに関する勉強会です。LINE株式会社より講師をお招きし、「LINEのご紹介と子どもにネットを使わせる際の注意事項」という演題で、子どもたちを取り巻くインターネットの現状と、子どもをインターネットトラブルから守るために大切な情報や注意すべきことについて話をしていただきました。
 伸樹祭の開催と合わせて行い、本校保護者以外にも町内小学校からも参加していただきました。
 ラインでやりとりをしている子どもたちの間で問題となっているのが、「既読無視」や「既読スルー」と言われていることで、メッセージを相手に送ってもすぐに返さないと仲間外れの対象となってしまいます。狭い仲間内で起きることなので、居づらくなると大きなストレスとなっていまいます。ラインは全世界で利用されていますが、これは世界ではそれほど問題となってはおらず、「空気を読む」日本人固有のコミュニケーションのあり方に起因しています。また、深夜の長時間のグループトークは子どもたちの居場所となっている反面、睡眠不足や学習時間が少なくなるなどの大きな障害となっています。
 さらに、このようなやりとりは、スタンプ機能や顔文字、絵文字などを伴ったとしても基本は文字だけのやり取りだけなので、相手の気持ちが読めずトラブルへと発展することも多いです。
 このような問題に対して、家でどのような約束を決めているかを会場に来ている保護者から聞くことができました。
・10時までにスマホの使用を終わる。一人で部屋に持って行かない。→言うことを聞かなければ取り上げる。
・悪口は絶対に書き込まない。→もし、相手から何か良くないことを言われたり、よくないことが起きそうだったりしたら、すぐに親に相談する。場合に応じた対応の仕方を教えている。
 このように何らかの約束を親子で決めて使わせている場合は、トラブルに巻き込まれたり、トラブルの当事者になってしまったりする危険はだいぶ少なくなるものです。
 しかし、「お父さんやお母さんがケータイやスマホを触っていて話を聞いてくれない」、と言っていた女子生徒がいたそうです。親として大切なのは、日常から親子間のコミュニケーションがしっかりとれるようにしていることではないでしょうか。利用に伴う便利さや楽しさと、それに伴う負の側面に対して、正しい判断力を身につけさせ、正しく導くことが我々大人の役割です。

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