行事を中心として、学校生活のようすを紹介します。
71日間の1学期を締めくくる終業式が行われました。連日の猛暑のため、生徒の健康、安全を考慮し放送での式となりました。1学期の学校生活を振り返って、校長先生から次のようなお話がありました。 ◯1学期の成果と課題 ~さわやかさと活力に満ちた輪中~ ①中学生として、学習や部活動などで向上しようとしている。 ・3年生が学校のリーダーとして活動を引っ張っている姿がすばらしい。特に、学校行事、生徒会活動、委員会活動、学級生活、部活動で、それぞれのリーダーを中心に生徒相互に力を合わせて活動している様子を見ることができた。2学期も体育祭や輪中音楽祭、地域行事やボランティア活動で活躍してくれることを期待している。 ・2年生の授業姿勢に落ち着きと活気があり、確実に力を付けつつある。授業を参観したとき、1組の挨拶が見事にそろっていることや挙手発言の多さ、2組の仲間との開放的なコミュニケーション活動の様子、3組の授業態度をよくしようとALL5Aの取組を自分たちの力で充実させ、点検・評価を積み上げてきたことなど、普段の授業を大切にしていることが窺えた。こうした当たり前のことを当たり前にできるようになろうとする姿がテストの結果や評定の向上につながってきているので、今後も継続させてほしい。 ・1年生が小学校の時と比べると見違えるように学習や掃除、合唱で頑張っている姿がすばらしい。特に、授業で積極的に発言したり、仲間と協力して実験や製作活動に取り組んだりしている姿を見ることができた。 ②生徒会執行部のリードによって、学校生活が改善されている。 ・常時活動と重点活動が確実に行われ、生活の改善・充実につながっている。取組期間だけでなく、日頃の常時活動が大切にされていないと学校全体はよくならない。生徒会執行部はこのことをよく分かっているようで、これまで輪之内中学校が「伝統の三本柱」としてきた合唱、掃除、福祉のそれぞれの活動をバージョンアップさせていることが伝わってくる。 ・合唱では、学級じまん交流会での発表を目標に、新たな学級合唱づくりに取り組んだ。美しい響きのある歌声を求めて開拓タイムの合唱活動のほか、昼休みにも練習するなど各学級が意欲的に取り組んでいる。 ・掃除では、黙働を合い言葉に、美化委員会が中心となって全校生徒に働きかけ、確実にやり遂げようと努力している。見付け掃除ややりきり掃除だけでなく、計画会、反省会や掃除道具の後片付けにもこだわって、これまでの黙働掃除に一層の磨きをかけている。 ・福祉では、「誰かのために進んで何かができる思いやりの心」を育てようと、地域行事やボランティア活動に積極的に参加している。例えば、千本桜まつりボランティアでは、式典の司会進行役や各ブースでのお手伝い、義援金の呼びかけから吹奏楽部や合唱団の演奏、ダンスの披露など、様々な場面でさわやかさと活力を発揮し、地域貢献活動に取り組んだ。 ③きまりを守り、いじめや差別を許さない生き方をしてほしい。 ・仲間をからかったり、うそをついてごまかそうとしたりするなどの弱さがある。例えば、「いじめはどんな理由があってもいけないことだと思う。」と、はっきり答えることができる生徒は、全体の87.4%に留まり、いじめを許さないという確固たる考えが根付いていないことが分かる。また、「仲間に嫌なことを言ったり、嫌な思いをさせたりしないようにしている。」とはっきり言いきることができる生徒は、全体の66.4%と低い。まずは、こうした意識を変えていく必要があり、生徒会活動や学級活動を通して、生徒が自分たちの問題として捉えることができるよう、活動を工夫する必要がある。 ◯夏休みのミッション ~自分を磨く39日間~ ①自他の命を大切にする。 ・一人で悩まずに相談する。仲間を、家族を困らせない。 ②決めたことを粘り強く、継続する。 ・学習、部活動、ラジオ体操、研究・作品等、最後までやり遂げる。 ③誰かのために、進んで何かができる。 ・1家庭1ボランティア、地域行事、家庭の仕事にチャレンジする。 8月29日(水)の第2学期始業式には、全校生徒の皆さんが元気に登校し、「自他の命を大切にできた!」「粘り強くやり続けることができた!」「誰かのために、進んで何かができた!」といったじまんをもって2学期をスタートできるよう期待しています。 |