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学校生活

行事を中心として、学校生活のようすを紹介します。

入学式・1年生学級開き
                      

平成30年度 輪之内中学校「入学式・始業式」 校長式辞
 春爛漫の中、希望に胸を膨らませた全校生徒の皆さんと、こうして、今年度の「入学式」並びに「始業式」を迎えることができ、本当にうれしく思います。本日は、御多用中、輪之内町教育委員会 箕浦 靖男(みのうら やすお) 教育長 様、松原 寛(まつばら ひろし) PTA会長 様のご臨席を得て、本式典が挙行できますことに、厚く御礼申し上げます。
 さて、92名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。私たちは、皆さんの入学を心待ちにしていました。皆さんは、いよいよ輪之内中学校の一員となりました。本校は、ふるさと輪之内の将来を担う人材を育てるという、地域の大きな期待を担い、これまでに72年の歴史を刻んできました。開校当時からの校訓である「開拓精神」には、「自らの人生を切り開いていく強さを身に付け、豊かな才能を実らせてほしい」という、9,888名の先輩方の願いが込められています。そして、「ひとりだちのできる生徒」の育成を教育目標に掲げて、自ら考え、正しく判断して主体的に行動できる力を身に付けることに取り組んでいます。
 おそらく皆さんは、中学校への入学にあたり、新しい仲間との出会いや小学校にはない専門的な学習、スポーツや文化活動を通して心と体を磨く部活動といった中学校ならではの生活に期待と不安を抱いていたのではないでしょうか。今日は、そうした皆さんに、「誠実に生きる」という言葉を贈ります。「誠実に生きる」とは、うそや偽りがなく、自分をごまかしたり、誰かを困らせたりすることなく、清らかな心で生活するということです。学校は、様々なちがいをもったたくさんの生徒が共に生活する小さな社会です。中学校では、皆さんが活動にひたむきに取り組む中で、うまくいったり、うまくいかなかったり、喜んだり、悲しんだり、ときには、葛藤したり、後悔したりするといった貴重な経験を通して、仲間と一緒に自分自身を向上させていくことができます。だからこそ、清らかな心で自分の言動をしっかりと見つめ、清らかな心で仲間と積極的に関わることが大切になります。中学校3年間は、小学校の6年間分に相当すると言われるほど、心も体も見違えるように成長します。どうか、これらからの中学校生活では、自分や仲間に対して、うそやごまかし、困らせるといったことのない清らかな心を持ち続けてほしいと願います。
 保護者の皆様、この度は、お子様のご入学、本当におめでとうございます。これまで本校では、教育目標の具現に向けて、「今日も楽しかった。また明日も来たい!」と思える学校づくりを進めてきました。とりわけ、昨年度からは、「さわやかさと活力」を合い言葉に、生きて働く確かな学力の育成や温かい人間関係を基盤にした豊かな心の醸成、しなやかでたくましい体づくりを重点に、教育活動の更なる充実に取り組んでいます。これらに加えて、今年度からは文部科学省の人権教育指定校として、生徒一人一人が差別や偏見を許さず、互いが認め合って、共に生活しようとする確かな人権感覚を高めることで、いじめ問題の解消やよりよい人間関係づくりにつなげていこうと考えています。また、地域や保護者の皆さんにも、学習サポートや登下校の安全確保、部活動の運営などにも力を貸していただくなど、コミュニティ・スクールとして地域とともにある学校づくりを推進しきたいと考えています。
 本校の生徒たちは、だれもがよりよくなろうとする「芽」をもっています。私たちは、そのひた向きな「芽」を全力で伸ばします。逆に、誤った方向へ進みかけているようであれば、その悪しき「芽」を全力で摘むようにします。保護者の皆様には、どうか、私たちと力を合わせて、お子様の成長を後押ししていただきますようお願いいたします。
 最後になりますが、2年生、3年生の皆さん、進級おめでとうございます。皆さんは、きっとフレッシュな気持ちでこの始業式を迎え、だれもが「よし、やるぞ!」という決意を新たにしてくれていると思います。学校は、皆さんの一人一人が、かけがえのない「命」を輝かせ、充実した学校生活を自らの力で築いていけるよう、自分たちで課題を見付け、その解決に向けて皆で知恵を絞って取り組み、よりよい生き方を求めて活動できる居場所でなければなりません。これからの一年間、どんなときも、この「よし、やるぞ!」という決意を大切にし、しんどいときや困ったときには自分の心に言い聞かせながら毎日の学習や生活にチャレンジしてほしいと思います。加えて、今年度のミッションの一つに「響き合う」というテーマを掲げました。これには、自分の思いを伝え、仲間の思いを受け止めるとともに、互いのちがいを認め合い、そして、互いのよさに学び合うという意味を込めています。そうした学校生活を、全校生徒312名と私たち職員、そして保護者や地域の皆さんとでつくっていこうではありませんか。どうぞよろしくお願いします。


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