行事を中心として、学校生活のようすを紹介します。
3学期は、3年生にとっては中学校卒業後の進路を実現させること、2年生にとっては輪中の最高学年としてのリーダー性を身に付けること、1年生にとっては上級生となるための心と体を成長させることが大切なミッションです。それを実現させるために、以下3点について取り組んでいきましょう。 ≪「伝統の3本柱」に磨きをかけ、学校生活を充実させる。≫ 輪之内中学校では、「伝統の3本柱」としている「合唱」「掃除」「福祉」の活動が誇るべき活動として位置付けており、それぞれの活動をバージョンアップさせることで、“さわやかさと活力”に満ちた輪中づくりを実現させていきましょう。特に、伝統の3本柱は、保護者や地域の皆さんにも発信し、輪中のみならず、輪之内町という地域の誇りとしていくことで、学校生活の改善につなげてほしいと思います。 しかしながら、「伝統の3本柱」はあくまでも皆さんの具体的な活動であって、真に目指すべきは、「合唱」「掃除」「福祉」を通してつくられる皆さん一人一人の「生き方」であることを忘れてはなりません。例えば、合唱練習を通して「葛藤を乗り越えながら仲間と創り上げようとする生き方」を、毎日の掃除を通して「身のまわりの環境を皆で美しく整えようとする生き方」を、福祉活動を通して「分け隔てなく他を思いやる生き方」を、それぞれに目指していることを自覚したいものです。 ≪「互いのよさ」を認め合い、温かい人間関係を広げる。≫ 「温かい人間関係」は、誰にとっても生活の基盤となるものです。昨年度以来、「明日もまた来たいと思える学校をつくろう!」と皆さんに話をしていますが、温かい人間関係があるからこそ「明日もまた学校に行きたい」と思えます。皆さんにとって温かい人間関係なくして、仲間との学び合いは成立しませんし、切磋琢磨し合うことも叶わないのではないでしょうか。 2月2日(金)に行われる「伝統を引継ぐ会」では、仲間との学校生活を振り返り、さらに継承・発展させていく活動が計画されており、自分や仲間の向上を確かめ合う絶好の機会となります。これまでに、皆さんの中には心ならずもいじめや不登校といった人間関係に不安や悩みを抱える仲間がいました。良好な関係をうまくつくれずにいた仲間を受け止め、支えてくれる仲間がいました。心から寄り添ってくれる仲間の存在が、不安や悩みを抱える仲間の安らぎとなっています。どうか、そういう人間関係を大切にしてほしいと思います。 ≪「自己課題」の克服に努め、自分自身を向上させる。≫ 一人一人の「成長」なくして、学校全体としての「成長」はありません。逆に、学校全体が「成長」していれば、必ずそこに一人一人の「成長」があるに違いありません。たとえ、目を見張るような大きな「成長」でなくとも、ささやかで、微かで、小さな「成長」であっても、これを誇り、自信としながら次へ歩み出していくことが、自らを向上させるひたむきな生き方だと言えます。 毎日の授業、家庭での学習、生徒会活動や学級活動、部活動や地域活動など、皆さんの身のまわりには、自らを高め、成長させてくれる活動の場がたくさんあります。そうした場においては、「自己の課題」(不得手なこと、好きではないことなど)」に目を向け、その克服に努めていく営みによってひたむきな生き方を見に付けることができます。皆さん一人一人に必要な、克服すべき課題は何かを明らかにして、自分と向き合いましょう。先生たちも、そうした皆さんへのバックアップを惜しみなくしていきます。 |