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学校生活

行事を中心として、学校生活のようすを紹介します。

1学期修業式 H29.7.20
1 1学期終業式・校長式辞 ~さわやかさと活力に満ちた輪中~
 先日、学校評議員会という会議が行われました。この会議は、6名の評議員の皆さんが輪之内中の教育活動を改善、充実させることを目的に年間3回行われるもので、生徒の皆さんの学習の様子や学校の取組の成果と課題などについて協議してもらっています。その中で、話題になったことを3点紹介します。
①学校全体に、中学校としての落ち着きが感じられる。
 特に、3年生の授業態度が集中できていてよい。挙手発言の質も高い。1年生、2年生は3年生の授業を見学してよさを学んでもらいたいとまで言われました。また、1年生の明るく、気持ちのよい挨拶や2年生のボランティア活動への積極的な参加態度は地域の皆さんからも高い評価を得ています。
②生徒会活動を中心に活気が伝わってくる。
 また、毎日の昼の放送を聞いていると、生徒会活動が活発に行われていることが伝わってくると言われました。特に、執行部が行うキャンペーンや委員会の重点活動など、工夫された取組によって学校生活の改善が図られ、日常生活の充実を通してよりよいものを求めてひたむきに活動することが大切にされていることに評議員の皆さんが喜ばれていました。

③正義感のある、誠実な生き方をしてほしい。
 一方、課題としては、生徒の皆さんに、「正義感」と「誠実な生き方」を身に付けてほしいという期待が寄せられました。輪之内中でも友達の心を傷つけるいじめの問題があること、真面目に一生懸命に取り組むことを冷やかしたり、うそをついてごまかそうとしたりするなど、まだまだ一人一人の皆さんには心の弱さがあると聞いているので、ぜひ、生徒の皆さんで改善に取り組んでもらいたいと言われました。

 こうした成果と課題は学校全体のものですが、一人一人が1学期の生活を振り返って、自分はどうだったのかを問い返す必要があります。「自分は授業に集中できていたか。」「自分は生徒会活動に積極的に参加できていたか。」「自分は誰かを困らせるようなことをしなかったか。」など、節目となるこの時期だからこそ振り返り、今後の新たな自分づくりに向けた生活に臨んでいきたいもののです。

2 夏休みのミッション ~心を磨く39日間~
 今年度は、「輪之内町立小中学校管理規則」が改正され、夏季休業日は7月21日(金)から8月28日(月)までの39日間となります。その理由は、①町内小中学校に空調設備を完備し、夏季においても児童生徒の健康で安全な学校生活を担保できるようしたこと。②(土曜授業を実施なくても)次期学習指導要領への移行を控え、小学校においては授業時数の増加に対応する必要があること。③2学期始業式以降の3日間を午前授業とし児童生徒が夏季休業日開けの学校生活を円滑にスタートできるようにすること。などに依ります。

 長期休業となる39日間は、学校の教育目標にある「ひとりだち」を試す絶好の機会となります。そこで、次の三つの心を鍛え、よりよい生活をつくることを「夏休みのミッション」とします。
◆自他の命を大切にする心 ~一人で悩まない。仲間を、家族を困らせない。~
 勉強がよく分からない、部活動に意欲がもてなくなった、友達から嫌なことを言われたりされたりする…。だれにでもうまくいかないことや思い悩むことはあります。そんなときは、一人で解決しようと思わず、家族や仲間、先生たちに相談してください。相談すればきっと問題の解決に向けて光が差し込みます。間違っても、思いあまって家出をしたり、自らを傷つけたり、死を選んだりすることがないよう、心を開き、心を軽くし、心を明るくして次への一歩を歩み出そうではありませんか。先生たちは、そんな皆さんをしっかりと応援します。
◆やり続ける強い心 ~自分で決めたこと(勉強、部活、ラジオ体操、研究・作品、検定等)を続ける~
 39日間という長丁場。だれもがもつ心の弱さから生活が崩れます。家族に甘えない、仲間に頼らないそんな毎日の中で、自分で決めたことをやりきること。例えば、勉強、部活、一研究・一作品、そして規則正しい生活習慣のためのラジオ体操や起床、就寝の時刻など、どんな些細なことでも構いません。目的を持って、意味あること、価値あることをやり続ける粘り強い心で自分自身をワンアップさせようではありませんか。
◆誰かのために、進んで何かができる温かい心 ~1家庭1ボランティア、地域行事、家庭の仕事にチャレンジする~
 学校生活を離れる夏休みは、一日の大半を家庭や地域で過ごすことになり、自分自身が家族の一員であること、地域の一員であることを実感できる毎日となります。普段お世話になっている家族や地域の皆さんに感謝の気持ちを込めて、自分にできることを返すことは温かい心を育みます。また、中学校卒業後に立派な社会人となることが求められる生徒の皆さんにとっては、よりよい地域社会づくりに参画できる力を身に付けることも期待されています。誰かのため、進んで何かができるという温かい心は、人のために尽くすという実行力となるに違いありません。

 8月29日(火)には、全校生徒の皆さんがこうして一堂に集い、「自他の命を大切にできた!」「やり続ける強さを身に付けることができた!」「自分も誰かのために、進んで何かができた!」といった手応えをもって2学期をスタートできるよう期待しています。

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