(輪之内中学校)

学校生活

行事を中心として、学校生活のようすを紹介します。

1学期終業式 H28.7.20
 1学期終業式を行いました。校長からは、各学年の生徒ががんばったこととそのねうちについて認め励ます内容の話をしました。また、PTA会長をお招きして話をしていただきました。夏休みは、生徒たちは家庭で学習に取り組んだり、家族の一員として自分の役割を果たしたりするなど、学校を離れたところでそれぞれ力を伸ばすときです。PTA会長さんからは、保護者の代表として各家庭で大切にしてほしいことについて話をしていただきました。

【PTA会長の話】
 みなさん、こんにちは。明日から夏休みですね。普段の生活と違って、いわゆる非日常の生活が始まります。生徒の皆さんには、この長い夏休みにいつもの生活ではあまりできないことを、一つだけでよいので取り組んでもらいたいと思います。それは何でもよいです。特別なことではなくてもよいです。ただし、親子で話し合い、親子で約束を決めて、親子で実践できるものにしてほしいと思います。
 親としては、中学生になると小学生の頃よりもだんだん親子で一つのことをいっしょに行うことが少なくなっていると感じます。子どもが成長すれば当然のこととですが、親としては少しさみしいです。皆さんはだんだん大人に近づいていますが、親からしてみればまだまだ子どもです。いわゆる微妙な親子関係なんですね。例えば、女子生徒は父親の存在自体が「うっとおしい」「ウザい」と思ったり、男子生徒は母親から「あれしなさい」「これしなさい」と言われることでいらっとして口論になったりした経験がある人もいるのではないでしょうか。
 そんな微妙な時期だからこそ、親子の約束や親子の取り組みを決めてやってみてほしいのです。そうすることで、もっと楽しくて温かい親子関係がつくれると思います。
 話は少し変わりますが、NHKの朝の連続テレビ小説『とと姉ちゃん』を録画して見ている人はいますか?主人公のとと姉ちゃんの父親は若くして病気で亡くなってしまうのですが、その父親がとても大切にしていた家訓があります。主人公の家には、その家訓をずっと額に入れてかけてあります。
一、朝食は家族皆でとること。
一、月に一度、家族でお出かけすること。
一、自分の服は自分でたたむこと。
 これは、難しいことではないように思います。しかし、何気ない普通のくらし、何でもない毎日の平凡な生活が何よりも大切で、何よりもいとおしく思う、そんな主人公の家族に対する思いがよく伝わってきます。皆さんには、特別に家訓を作ってそれを守りましょう、と言いたいわけではありません。
 また話は違いますが、校長先生の家での話をします。校長先生の家のルールについて、先日の家庭教育学級の際にお聞きしました。それは、毎週土曜日の夜は家族皆で居間に集まること、というものがあるそうです。これも特別に何をするわけではなく、家族皆が同じ時間を同じ場所で過ごすというだけですが、目に見えない絆が生まれるきっかけになっていると思います。
 皆さんに親の立場で望むことですが、この夏休みの間だけでもいいので、親子で話し合って、親子で共にできることを決めて実践してもらいたいな、と思っています。特別に難しいことでなくてもよいです。毎日でなくてもよいです。お父さんやお母さんにとって、皆さんが何歳になろうといつまでも子どもです。親にとっても、みなさんにとっても、中学生の時期は今しかありません。そんな皆さんを、お父さんやお母さんは愛おしいのです。どうか、よい夏休みをすごしてください。

ページの先頭へ戻る