行事を中心として、学校生活のようすを紹介します。
輪之内町社会福祉協議会主催の「福祉きらきら講座」に輪中生が参加させていただきました。今年は、「限界に挑み続けて」と題して、元スピードスケート選手の清水宏保氏の講演を聞きました。 清水氏は喘息や腰痛を抱え、162cmというスポーツ選手としては小柄な身長でありながら、これらを乗り越えて、オリンピックで日本初の金・銀・銅3つのメダルを獲得しました。現在は治療院などのスポーツビジネスを行っています。何でも自分でやってみなければわからないという信念で、営業回りや広告を配るポスティングも自分で行いました。 講演は、「メンタリティと情熱をもって ~3つのこと~ 目標設定・改善・危機感」という内容で、現役時代の栄光を勝ち取るために大切にしてきたことや現在の仕事にどのように生きているのかという話をしていただきました。 「目標設定」・・・自分が目指したい姿を明確にもち、さらにその向こうにあるものもしっかりと見据えることが大切です。清水氏の場合は、オリンピックで金メダルを取るという目標をもち、引退してからの将来設計を考えて大学で学びました。 「改善」・・・トレーニング一つをとっても様々な工夫をすることで効果が上がります。一つ一つの筋肉の役割を知れば、自分がどこを鍛えればよいのかが分かり、そのことが結果につながります。 「危機感をもつ」・・・「危機感=準備力」ととらえ、本番に向けてありとあらゆることを危機意識をもって行い、準備を万端にすることが大切です。清水氏の場合は、信号待ちの際に信号が変わると同時に動き出すように意識をしたり、イメージトレーニングによって本番で体がすぐに反応できるようにしたりしました。 最後に話をされたことで、「失敗から何を学ぶか」が大切で、失敗に込められたメッセージを見つける努力をし、見つけたメッセージをもとに挑戦することで初めて失敗が生きます。また、「我以外は我が師」という座右の銘をもち、謙虚な姿勢で様々な人から学ぶことで成功のチャンスをつかむことができるということを教えていただきました。 |