(輪之内中学校)

学校生活

行事を中心として、学校生活のようすを紹介します。

輪之内町教育研究会公表会 H28.10.25
 平成27・28年度 輪之内町教育委員会指定 輪之内町教育研究会公表会 を開催しました。
【研究主題】
 生徒一人一人が主体的に取り組み、確かな学びを実感できる授業づくり
 ~自己の思いや考えを伝え合い、互いが関わり合って学習を深める指導の工夫~

 生徒一人一人にとって、学校は「今日も楽しかった。明日もまた来たい!」と思える、居心地のよい場所でなければなりません。そのため、今年度は、学校の教育目標「ひとりだちのできる生徒 ~自ら考え、正しく判断して主体的に行動できる生徒~」の具現を目指し、だれもが認められているという安心感を味わうことができ、共に学び合っているという充実感と仲間と一緒に成長できたという達成感が実感できる学校経営に取り組んでいます。
 そこで研究主題を、「生徒一人一人が主体的に取り組み、確かな学びを実感できる授業づくり ~自己の思いや考えを伝え合い、互いが関わり合って学習を深める指導の工夫~」として、授業づくりを柱にして、私たち教師の指導力を向上させる絶好の研修機会をいただいたものと受け止め、実践研究に取り組んできました。

 参観していただいた方々からいただいたアンケートを紹介させていただきます。
・「先生方が明るく元気よく生徒と対している姿に感動しました。授業も、生徒との一体感をもち、確かな学力を身につけさせようと、少人数やICT活用、プリントの工夫などを通して、集団の中で個が輝くように丁寧な指導がされていました。生徒一人一人が、関わり合いの中で育ちつつあります。授業づくりと学習集団づくりをもとにして、さらなる輪中生の成長と先生方の活躍を期待するとともに感謝します。」
・「掃除も参観しましたが、多くの参観者が通るとき、手を止めて参加者に目を合わせて挨拶をしてくれる姿に、とても清々しさを感じました。また、丁寧に清掃活動をする積み上げが廊下や教室の隅々にも現れていました。」
・「公開授業では、生徒の顔つきや目が、中学生に合った心地よさを感じました。全体的に安定した日常生活が送れているんだなあと思いました。世の中には、トラブルがいっぱいありますが、自分らしい生き方、人間関係を大切にされているのがよく分かりました。どうして、何がそういう姿を生み出しているのか考えさせられました。」
・「廊下や教室掲示などから、先生方の生徒に寄り添った指導がなされていることがよく分かりました。」
・「2年生の国語では、明るい雰囲気の中でグループで話し合う場面では、一人一人がしっかりと話したり、聞いたりすることができる生徒が多いと感じました。モデルを示し、それに基づいてどの子も黙々と自分のパネルを仕上げていて、すばらしいと思いました。」
・「3年生の社会では、挙手が多く、息の長い発言をする生徒がたくさんいて驚きました。交流の時間には、どの生徒も顔を寄せ合い、ちょうどよい声の大きさで話す姿がすばらしかったです。」
・「1年生の数学では、どの子も粘り強く考えている姿が印象的でした。先生の助言で『あっ、そうか。』と気づいて自力で取り組むことができていました。」
・「3年生の理科の授業では、先生が既習内容を問うとノートで探している姿に、日頃から自分のノートに何があるかを知っていて、学びを繰り返し確かめていることが分かりました。」
・「1年生の英語では、どの生徒も楽しんで学習していました。先生の紹介を『難しそう』『できるかな』と話していた生徒たちに、『大丈夫、できる、できる。』と先生が励ましながら、三単現の使い方を丁寧に指導してみえました。」
・「音楽では、pp(ピアニッシモ)からfff(フォルティシッシモ)への強弱の変化をどのように指導するのか、勉強になりました。強弱記号を数値化することやパートリーダーへの指導を通して、主体的に曲想づくりに取り組んでいました。生徒を主体としながらも、先生が問いかけたり、助言したりすることで、教科の専門的な部分に迫っていました。」
・「美術では、楽しそうに学習に向かっている姿がよかったです。技法の復習や製作例による活動の見通しをもたせている点がよいと思いました。」
・「技術では、生徒がチェックシートを手に持って互いの作業を見ることで、評価の観点を明確にしながら授業に取り組んでいました。うまくできない生徒は、誰かに助けを求められる関係が築かれていると感心しました。」
・「家庭科では、板書や掲示物などの手立てによって、生徒は自分から活動を進めることができていました。郷土料理である五平餅のたれ作りを、仲間と楽しく関わりながら作業をするようすを見させていただきました。」
・「体育では、先生と生徒の人間関係が良好で、生徒は聞く姿勢がよく、意欲的に作業に取り組んでいました。仲間と共にチームの課題を克服したり、よりよい表現にしたりするため、アドバイスし合う姿が印象的でした。」
・「特別支援学級の生徒も、様々な支援のおかげで安心して学習に取り組むことができていました。」

 生徒たちは仲間と共に学びを深めながら、主体的にねらいを達成していこうとする姿が少しずつ増えてきました。また、私たち自身が、そうした姿を追究しようと切磋琢磨し、日々の授業改善に努める中で、各自の指導力を一層高めようと研修機会の充実に取り組むようになってきました。
 とはいえ、教育指導は、児童生徒-教材-指導者という変数の中で常に改善の連続が求められるものだと言われています。本日、御参会いただきました先生方からの御意見、御感想をこれからの取り組みに活かし、引き続き、指導方法の改善を重ねていきたいと考えております。

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