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学校生活

行事を中心として、学校生活のようすを紹介します。

カナダ派遣研修報告会 H29.9.22

 カナダ派遣研修に参加した生徒による報告会を行いました。輪中生の代表として、さらには輪之内町の国際交流親善の一躍を担って、学んできた貴重な体験を全校にも伝え、来年度にもつないでほしいという願いから行いました。
 国や地域を越えて、思いやりの心をもって人と接することの大切さを学ぶとともに、カナダの自然のすばらしさや自然と共存しながら暮らしているようす、異文化を体験して感じたことなどを英語を交えながら発表することができました。聞く側の生徒たちは、写真を見ながら興味深そうに聞き入っていました。以下に、生徒の発表内容を紹介します。
 食べ物について
 カナダの食べ物は、日本とは違ったものがたくさんありました。私は、ハワイアンピザというピザが美味しいと思いました。チーズピザにパイナップルやハムを乗せたものです。このピザは甘くて美味しかったです。他にもナッツとメープルが入ったスガーという練り物や、ツイズラーズというグミがありました。カナダには面白い食べ物がたくさんありました

 自然について
 ヒントン町の近くには、ジャスパー国立公園とバンフ国立公園があります。私たちは二つの国立公園でたくさんの自然を見ました。国立公園内では、美しいカナディアンロッキーの山々や湖が見られました。カナディアンロッキーの山々の頂上には木がなく、ゴツゴツとした山肌が見えていました。いくつかの山には氷河が見られました。私たちは雪上車に乗ってアサバスカ氷河まで行き、その上を歩きました。アサバスカ氷河は厚さ約300メートルもあります。氷河の上は冷たい風が吹いていてとても寒かったです。カナダも日本と同じ夏なのに、氷河の上では真冬のように一面が真っ白でとても綺麗でした。湖は透明なものやエメラルドグリーンのものがあり、透明な湖はまるで鏡の様でした。カナダの自然はとても美しく迫力があります。カナダの人々は自然を身近に感じ、素晴らしい自然を守りながら生活していました。

 ヒントン町について
 ヒントン町は人口9882人で、輪之内町と同じくらいの人口です。形は縦に長いです。ビーバーボード・ウォーク、アサバスカ・リバーフロント・パークなど、大きな公園があります。そこには野生のビーバーやリスが住んでいます。他には鹿や山羊などもいます。役場では電気を使わず、窓を大きくして太陽の光を取り込んでいました。このようにヒントン町は自然と共に暮らす生活を大切にしています。また役場の近くには大きな消防署があります。消防車はとても立派で中は広く、サイレンの音も日本とは違いました。ヒントン町には素敵な場所がたくさんありました

 文化の違いについて
 私がホストファミリーの人とガソリンスタンドに寄ったとき、ガソリンの安さに驚きました。アルバータ州では石油がたくさん取れるため、ガソリン代が安く、税がかからないのです。
 またカナダでは、各家庭に一つずつ大きなゴミ箱がありました。日本ではゴミは収集場所に出しに行きますが、カナダでは家の前にゴミ箱があるため、そこに捨てれば回収してくれるのです。
 次に高校についてです。私たちはホストファミリーの人と一緒に姉妹校提携をしているハリー・コリンジ高校の中を見学しました。先生が日本との授業の違いについて説明してくださいました。日本ではどの授業を受けるかは決まっていますが、カナダでは自分が受けたい授業だけを選べます。また教科書も日本のように新しいものを毎年配るのではなく、使い回していました。カナダには日本にはないよいところがたくさんあります。しかし、日本にもカナダにはなかった便利さがたくさんあるのだなと改めて感じました。

 コミュニケーションについて
 カナダではとてもボディタッチが多いことに驚きました。「おはよう」や「おやすみ」の代わりにハグをします。ヒントン町の人々は相手のことを大切にする人たちばかりだなと感じました。例えば街中を歩いていて目が合うと、笑ってくれたり狭い道ではお互いに譲り合ったりしていました。僕のホストファミリーは僕を本当の家族のように接してくれて、いろんなことを教えてくれたり一緒に遊んだりしてくれました。その他の方々も、僕たちと話をするときはゆっくりと英語で話してくださいました。ヒントン町の人々の優しさが触れることができたすばらしい研修でした。

 カナダの生活について
 私はカナダの生活について学びました。カナダでは道路脇に動物がいて、共存することを普通のこととしています。動物とうまく生活していくために、カナダの人々はたくさんの工夫をしています。動物を車でひかないようにするために、動物用トンネルを車道の上に設置しています。またジャスパー国立公園では、動物に食べ物を与えないルールがあります。それは動物が食べ物をもらいすぎて食べ物をとるのを忘れてしまうのを防ぐためです。カナダの人々は動物と共に生活するために、動物のことを思って生活しています。

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